日本種 のバックアップ(No.1)

ニホンカボチャ(Cucurbita moschata)は各地において優良な伝統的品種が多く、そこからはカボチャ類の中でも栽培されてきた歴史が最も長いものと言えるであろう。現在我が国においては料亭や百貨店に卸すくらいの量しかされないが、地産地消の機運が高まりつつある現在は各地の伝統的品種の栽培が復活し、また種子が農業生物資源ジーンバンクにいつでも発芽可能な状態で保存されている。
我が国におけるニホンカボチャは、大まかに以下のように分類することができるが、いずれも「熟した果実の表面にロウ状の粉を吹く」という点では共通している。分類方法は高嶋四郎著『原色日本野菜図鑑 増補改訂版』(1980年、保育社)を参考にした。


【菊座郡】
果実の形状は扁球形で、果実の表面にコブがほとんどない品種で、縦溝が鮮明な品種群。果皮は当初は品種によってはかすり模様のような斑紋を生じることがある。「黒皮」「印食(いんじき)」「富津黒皮」「日向14号」「白皮砂糖」「会津小菊」「三毛門」「鴻池蔓無」などがある。
【縮緬郡】
果実の形状は扁球形で、果実の表面に細かなコブを生じ、縦溝がほとんどはっきりしていない品種である。代表的な品種に、「干潟」「愛知縮緬」「居留木橋」「備前黒皮」「見附」「田尻」など。食感はややもっちりとしており、やさしい甘味がある。
【トウナス郡】
果実の形状は瓢箪型で、果実の表面に細かなコブを生じるものやコブを生じずに縦溝が鮮明に走るもの、その中間的な性質のものがある。斑紋は普通ないが、生育条件によってはうっすら模様が出ることがある。また、生理現象によるもので、果実の形状が完全なひょうたん型にはならず、首の部分はまっすぐであるが下が膨れた「フラスコ型」や、くびれが不明瞭なしずく型になることもある。代表的な品種は、「鹿ケ谷」。
【鶴首郡】
果実の形状はトウナス郡とよく似ているが、果形はヘチマに似ることもあり、果実の表面はつるりとしていて、特有の斑紋がある。おそらくは中国で発展し、日本に導入された品種群であろう。福岡県や愛知県で栽培されてきた。代表的な品種に、「鶴首」「江南長」「九条」が知られる。果実の色は最初は黒に近い緑色だが、熟すと黄色に近い褐色になる。短日性の品種で、九月以降に花を咲かせ始め、10月から11月にかけて果実をつける。

日本の品種 Edit

F1品種 Edit

  • はやと?
  • マッチャン?
  • すずなりバタ子さん?
  • まろあじ?

伝統的品種 Edit

  • 会津小菊かぼちゃ?
  • 内藤かぼちゃ?
  • 小菊かぼちゃ?
  • 半原かぼちゃ?
  • 愛知縮緬かぼちゃ?
  • 土田かぼちゃ?
  • 鹿ヶ谷かぼちゃ?
  • 備前黒皮かぼちゃ?
  • 田尻なんきん?
  • 三毛門かぼちゃ?
  • 八媛かぼちゃ?
  • 宗麟かぼちゃ?
  • 熊本黒皮かぼちゃ?
  • 日向かぼちゃ?
  • 鶴首かぼちゃ?
  • 夕顔かぼちゃ?
  • 与論かぼちゃ?
  • とっつぶる?
  • 島かぼちゃ?

海外の品種 Edit

  • バターナッツ?
  • バターナッツ・ルゴサ?
  • トロンボンチーノ?
  • マスキー・ド・プロヴァンス?
  • エホバク?

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