会津小菊かぼちゃとは、福島県会津若松市の伝統野菜の一つである。 [添付] 画像出典:自宅にて筆者撮影。 ニホンカボチャ(C.moschata)の一種で、会津若松市の門田町飯寺地区を中心に古くから「飯寺カボチャ」として栽培されてきた記録がある。戊辰戦争において、会津藩兵士が籠城の最中にこのカボチャを煮たものを食べて命をつないだという伝承がある。 果実は偏球形で表面に縦溝が走り、菊座型となる。縦には合わせて10条の溝があり、それぞれに浅い縦溝があり、一見すると20条に見える。未熟果は暗緑色の地色で黄色い虎斑があり、成熟すると果面は地色がうすい赤褐色に変色し、虎斑は薄い褐色に変色する。さらに熟すと、虎斑が目立たなくなる。果実内部は橙紅色で皮に近い部分に若干緑色が残る。 果肉は水分が多く粘質で、淡い甘味があり、煮物・天ぷらで賞味される。